東日本巨大地震に学ぶ本当の危機管理!。

 俺の心は心底悲しさで、ただ、ただ涙が溢れてくる!。皆はどうだい?。もし自分が被災者の立場だったなら?。俺がもし自分の家族が全員亡くなり、しかも安否も分からず行方不明で家も物も、そして想い出の残る故郷の全てを失ったとしたなら、果たして、これからも生きて行く気力を持つ事が出来るだろうかと考えた時に、はっきり言って俺は自信が無いね!。本当に被災者の方々には気の毒で心が痛むよ!。俺は長い間、金融機関の仕事をして来た。勿論、亡くなられた方の相続手続きも沢山して来たのだ!。自殺に交通事故死や火災による焼死なども経験して来た!。その中で1番可哀想で辛く、掛ける言葉も無かった経験がある!。それは当時27歳の息子さんが友人と積丹半島の防波堤へ釣りに行き、高波にさらわれて、今も行方不明で遺体が上がっていないお客さんが居るのだ!。今でも息子さんの部屋は当時のままで玄関には息子さんの靴が置いてある!。この時俺はお母さんに何一つ掛ける言葉も無かった!。俺はただ、じっとお母さんの手を握り締め余計な話は一切しなかった!。普通の行方不明の場合の死を認定する失踪宣告とは7年だが、海の事故の場合は海上保安庁が1年で認定するのだ!。人は同じ死でも行方不明になり遺体が有るのと無いのでは天と地ほどの違いがあるのだ!。そのお母さんは今でも完全に立ち直ってはいない!。この事は、お母さんがこの世を去るまで一生消える事は無いのだ!。話は変わるが、本当の危機管理とは、出来るだけリスクを細かく分散する事なのだ!。1つの物に大きくウエイトを掛け過ぎている事は、それがダメになった時には全てが終わってしまう事になる!。金融の場合、財産を守る危機管理とは、昔は、現金・土地・株・金などに分散する事だった!。しかし今だと、通貨を、円・ドル・ユーロ、また、金・先物などに分けて持つ事など、とにかく資産を分散して持つ事が大切なのである!。俺が何で火災保険を3社も加入しているかと言うと、火災保険は支払い審査が厳しく、そう簡単に全焼とは認めない!。そこで1社だけだと小額しかお金が下りない可能性がある為、そのバックアップの為に3社加入している訳だ。お金があればまたすぐ違う家に入れるうえ当面の生活費にも不自由しないだろ。(注意・ただ商品に気を付けないと全社からは下りない)。かって破綻した、「北海道拓殖銀行」!。この銀行の破綻原因も、莫大な資金を、「カブトデコム」と言う不動産会社だけに偏って融資していた結果だった!。その後、何処の銀行も融資先を細分化しリテール(小口利用者)活動に切り替えたのだ!。今回の震災からも分かる通り、震災以外の大きな問題になってしまった訳は、電力を大きく原発(ニュークリアパワー)に頼り切っていた結果と、さらにその原発に水を注入するポンプのバックアップ体制の甘さから事が大きくなってしまったものだ!。これは東京電力が人為的ミスを問われても致し方無いかも知れない!。そして家も、オール電化住宅は、電気だけに頼り切りった、実に危機管理の出来ていない家と言える!。やはり住宅も、灯油・電気・ガス・更には石炭・薪とエネルギーを分散している方が万が一の時に備えて安心なのである!。皆が今後、健全に生きて行く為に伝えたい事は、1つの物に偏らず、もし是がダメだった時には是、それもダメだった時には是!。そう、コストは掛かるが安全とはお金が掛かると言うのが事実だ!。だから格安航空などは怖い!。是が本当のリスク管理だ!。食事の栄養だって偏らずに何品も色々な物も食べる方が身体に良いだろう?。これは世の中の全てに当てはまる危機管理の一つの法則なんだ!。皆、千年に1回とも言われる今回の東日本巨大地震から色々な事を学び、それを教訓にし、今後の自分の人生に生かして行って欲しい。亡くなられた人の死を無駄にしない為にも!。明日も何を書くかはまだ未定です!。じゃあ、また!。By.夢月。

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