人生なんて儚いほんの一瞬の泡沫の夢なのである!。

 今、時刻は午後4時13分!。今日、俺は親父のお昼時に合わせて入院先の病院へ行って午後の2時45分頃に家に戻って来た!。今日の親父の昼食はパンだったので親父はほとんど何も食べなかった!。そして俺は親父の髭を電気剃刀機で綺麗に剃ってあげ顔を温かいタオルで拭いてあげた!。そして寝たきりの親父を何とか車椅子に乗せて散歩がてらに病院の外へと出たのだ!。そして内緒で親父が大好きだったタバコを一本だけ吸わせて上げたのだ!。親父に取っては入院をしてから12日振りのタバコだったが小さく微かな声で、「美味いわ!。」と言いながらとても喜んでいた!。そして親父はもう痩せて高齢のせいか寒いと言うので病院内に入り車椅子に乗せたまま病院内を少し散歩させてから、また自分の病室へと戻ったのだ!。すると若い女性の看護士さんが俺に、「優しいんですね?。」と言ったので俺は、「そりゃ、そうさ、今まで贅沢もせずに一生懸命に働いて俺を育ててくれたんだからね!。」と言い、「でも、これは別に親父の為にやってあげているのではなく俺自身が後で出来るだけ後悔をしない為にやってあげている事なのさ!。」と答えたのだ!。しかし下の世話を結局は看護士さんに全て任せてやってもらっている俺は決して偉いとは俺自身何も思ってはいない?。本当に看護士さん達にはありがたく頭の下がる思いだよ!。今週の水曜日に親父の担当主治医と色々話をしたのだが先生は、「結局、看護の最終的な目的とは下の世話をする事なんですよ!。それが無ければ皆、自宅に居たっていい訳ですからね!。」と言い更に、「どんなに綺麗事を言う家族の人でも実際にやってみると皆、大体、半月もしないうちに疲れ果てて、すみませんが病院の方でやっていただけますか?。と言って逃げるように家に帰ってしまうんですよ!。」と言っていたよ!。今日、お袋はなんだか疲れているのでと病院へは行かなかったのだけれども俺自身は親父の命が尽き果てるまで毎日会いに通うつもりだ!。それも親父の為と自分の為にね!。俺が昭和38年の9月28日に、この世に生を受け、物心がついた時には親父とお袋と兄貴が居たのだ!。そして人間とは自分の家族の中で初めて人との関わり方や愛情などの人格形成の基礎が出来上がるものなのである!。そしてこの俺の肉体と魂は俺の親父とお袋との二つのDNA(遺伝子)から成り立ち作られている事は絶対に間違いの無い事実なのである!。故に俺のこの肉体とは親父とお袋の双方に酷似している訳である!。ただ俺は時々良く考えることがある?。一体、誰が、あるいは何がこの命を、この親の所、この家庭に授け様と決めるのかとだ?。俺は今の自分の両親の元へと生まれたが、日本の皇太子様やイギリスのウイリアム王子を一体、誰があの王室に生まれる様に定めたのかとだ?。また逆に本当に可哀想なことに、とんでもない親の元へと生を受け、その親に殺される小さく悲運な命もある!。不思議だ?。本当に不思議だ?。そして今、もうまもなく俺の肉体に組み込まれている片方のDNA(遺伝子)の源が、もうじき燃え尽きこの世から消え去ろうとしているのである!。だが俺は強く行き続けなければならないのだ!。そして俺が幼稚園の頃から今までの約半世紀の50年間の間に数え切れないほど色々と様々な多くの人達と巡り会い、そして別れを繰り返して来た!。俺は時々考える?。よく、「親」とか、「両親」だとかと普段なにげなく実に簡単に、また当り前の様に口にしているが、もしかしたなら、そんな深い関わりのある両親さえもが、俺がこの世に生まれて、たまたま出会い、ただ擦れ違っただけの人に過ぎないのではないかとだ?。そして今月、50歳を迎えるこの俺も、あっという間に月日、年月は無常に流れ去り、今の親父と同じ様に、この世をたった一人で去って行くのだと!。そう、この世に生きとし生けるものの全てが、まるで泡や煙の様に生まれ、まるで風の様に去って行くのである!。そして今日の俺の歌の歌詞通りに、やがては俺がこの世に生きていた事さえ時間と共に風化し消え去り、そして誰からも忘れられてしまうのである!。そう、人生とは本当に実に儚い、まるで泡沫の夢の様なものなのだ!。じゃあ、また!。By.夢月。
(お知らせ)*いつも通り、明日と明後日の、「MWブログ」はお休みさせて頂きます!。従って次回の書き込みは9月10日の火曜日となります。
「作詞・作曲・編曲・演奏・歌・夢月・人生とは出会いと別れを繰り返し一人旅立つ!。」
 (巡り会い、そして別れ)(下の青いマ-クをクイック・何回聞いても無料です)
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