夢月が人生を終えようとしている今の親父に思う事?。

 今、時刻は午前4時02分!。室内の温度は凄く低く寒いくらいだ?。俺の親父の腎臓癌が発覚したのは去年の1月の事!。一昨年の12月頃から右足に痛みを訴え、親父もお袋も、「どうせ多分、痛風か何かだろう?。」などと言い軽い気持ちで整形外科へ行き、エコ-とCTを撮ったところ癌が発覚し医師から、「紹介状を書くから早く大きな総合病院へ行きなさい!。」と言われ、総合病院へ行きMRIやPETなどを撮り詳しく調べたところ大きな腎臓癌が見つかり、しかもその癌は既に肝臓・膵臓・肺・そして足と腰の骨にまで転移をしていて医師からは、「何もしないと余命は3〜6ヵ月で放射線治療抗癌剤治療を行い上手く行けば最大約2年位持つかなぁ〜?。」と言われたのである!。その結果、親父は放射線治療を17回、最新薬の抗癌剤治療を43回も行いその結果、結局、親父は今現在、約1年9ヶ月間もの間、癌と抗癌剤の副作用などの痛みと苦しさと頑張って闘って来た訳なのである!。親父は昔から病院とはほとんど縁が無くて病院や健康診断にも行かない人で、また非常に我慢強く痛みや苦しさが多少あってもほとんど口には出さない人だ!。しかし本当のところ、この約1年9ヵ月間の間、本人は相当苦しくて大変だった様だ?。俺は今から約10年ほど前に親父に、「父さんは今まで人生を生きて来て幸せだったかい?。」と尋ねた事があった!。その時に親父は、「ん〜、それは、これから良い事があるかもしれないし、また逆に悪い事があるかもしれないから、それは死ぬ直前の目を落とす時でないと分からないなぁ〜?。」と言った事を俺は今でもハッキリと覚えている!。そして今日から4日前の16日に俺が親父の病院へ行き色々と質問を問い掛けたところ、親父は、「もう終った!。」、「もう抗癌剤も打てないし?。」と言い、「もうこの病気と闘う事にも疲れ果てた!。」と言い、「俺の人生がこれで良かったのか悪かったのかも良く分からない?。」などと言い、もうまるで生きる事を諦める様に、俺が病室を出る前に、「父さん明日も来るからね!。」と言うと、親父は、小さくか細い声で、「もう俺の息が止ってるかもしれないよ?。」などと言ったので俺は心配で気になって気になって病室を出て用事を足す為に車を走らせたのだ!。そして俺は運転中、ずうっと親父の事やお袋の爺ちゃんの事など昔の事ばかりを考えながら運転をしていた?。俺の親父への思いは、とにかく、「可哀想」の一言だ!。昭和6年に東北からの開拓者の凄く貧乏で貧しい両親の元に5人兄弟の4人目の次男として生まれ物も食べ物もろくに無く電気さえも無い家で家業の農家を手伝いながら何とか高校を卒業し就職、とにかく俺とは違って良く働き風邪などで38℃の高熱が出ても決して会社を休む事は一度も無く定年の60歳まで仕事を家に持ち帰り夜の11時、12時までもソロバンを弾いていた!。また退職をした後も常にアルバイトや出稼ぎ先を探しては70歳頃まで働き、ほとんどお金も使わずに安い物ばかりを買い、それを大切に使い安い物ばかりを食べて何の贅沢もせずにひたすら貯金ばかりをしてお金を貯めて来た人だ!。特に趣味も無く酒もギャンブルも一切せずに、ただ唯一タバコだけが大好きだった親父だ!。その唯一、大好きなタバコさえも今はもういらないと言うのである!。まっ、俺から見ると、「この人は人生の一体、何が楽しいのかな?。」などと多々、思う事があったし、また、「本当に世間が狭くて人付き合いや世渡りが下手で不器用な人だな?。」といつも思っていたものだ?。そんな親父に対して俺はとても失礼かもしれないが、「何て哀れで可哀想な人なんだろう?。」と思うのだが当の本人の親父はそういう生き方が好きで又、そういう生き方しか出来ない人でそれで満足だったのだろうからこれで良いんだと俺は自分に強く言い聞かせているのである!。でも本当はもう少しは何か趣味や贅沢をして自分の人生を謳歌して欲しかった?。という思いに尽きるのである?。じゃあ、また!。By.夢月。
(上記写真)は俺の新しい住み家、秘密の隠れ家のマンションの一室です!。また自宅の電話とFAX番号も完全に変更致しました!。これでもう誰からも変な事やスト-カ-的行為などからも全て解放され俺は本当に心底安心を致しました!。・・・By.夢月。
「作詞・作曲・編曲・演奏・歌・・夢月・俺は親父から一体、何を学んだのだろうか?。」
 (キャンドルライトに消えた微笑)(下の青いマ-クをクイック・何回聞いても無料です)
Download

アクセスカウンターアクセスカウンターアクセスカウンター