「癌」と言う病から逃れられる方法とは「死」以外しか無いのか？。

　今、時刻は午前５時２１分！。俺は親父の病室に行き文章を書き終わって今さっき、自宅に帰って来た！。俺は今日の午前１時頃に親父の病院へ着き病室へと入った！。するとほとんど灯りの無い病室に丁度、夜勤の看護師さんが居たのだが親父は俺を姿を見てすぐに、「あ〜、むっち！。」と大きな声で呼び、看護師さんに、「電気を点けてくれ！。」と言い凄く喜んで微笑んだ！。こんな状態に成る前の親父なら絶対に決して、「淋しい！。」とか、「帰るな！。」などとは一切、口にする事などは無く、いつも、「大丈夫だ！。」と言い弱音を吐いた事など無い人なので、よほど一人、死の恐怖と淋しさに怯えていたのだろう？。それからまもなく親父は何とか自分の力で少し痰を吐き出す事が出来て、それを看護士さんが取り除き、「わ〜、いっぱい出ましたね！。」と言い昨日の昼間よりはほんの少しだが状態は良いように俺自身は感じた？。そして先ほど睡眠薬を飲んだのだが、やはり痰が喉に絡み付きなかなか眠る事が出来ない様だ？。そんな状態の親父を見ると今まで本当に親父は辛く苦しいし癌とその治療の苦痛と一人孤独に頑張って戦い耐えて来たんだな？、と改めてつくづく感じたのである？。しかしそれは強いと同時に、やはり死の恐怖と死にたくない、生きていたいという生への強い執着心の強さの表れでもあるのだ！。そして親父が癌になってみて初めて俺は気付いた事がある？。それは軽度の癌を除くほとんどの癌とは、その痛みと苦しみから解放される方法とはただ一つ、そう、「死」しか無いという事だ！。本当に冷酷且つ厄介な病気である？。しかし今の時代、日本人の３人に１人が癌で亡くなる時代だ！。まだ親父の場合は今のところ何とか社会保障システムが機能をしている為、多少お金があればまだこうして痛みと苦しみを取り除く緩和ケア治療を受ける事が出来るが俺達以下の年齢の人達はよほどの大金が無ければ財政破綻をしたギリシャの如く、ただ自宅で強烈な痛みと苦しみのままもがき回る事になるんだろうね？。今でも既にお金が無くて国民健康保険証を持てない人がわんさかいるんだからね？。実は今から数日前の夜にこの病院に来た時の談話室に黒い背広を着た中年の男が二人座っていたのだ！。そしてある病室の前に担架ストレッチャ-が置いてあった！。それは、その部屋の人が亡くなり黒い背広を着ている人は葬儀屋の人達であったのだ！。実は親父には本当に大変申し訳ないのだが家もＯＯ葬祭の営業マンに来てもらい大体の打ち合わせ話し合いはもう既に出来ているのである！。それを親父は何も知らない？。本当に俺としては凄く複雑な気分だよ？。ここで、「尾崎豊」が亡くなったお母さんに捧げ作った曲の詩を皆に紹介しよう！。

　　（Mama,say good-by）　　　　　　「作詞・作曲・・尾崎豊」

１.夜明けまであと少し　俺はハイウェイを走る、疲れた心が　今過ぎ去る時を抱えてる
　夜空に揺らめく　静かな星屑たちは　行き急いでいる　その答えを知るようだ？
　たった一人　こうして見つめている、闇の中・・・
　明日が続くならば　溢れて零れる、たった一粒の涙
　星になった貴方の温もり、今でも覚えてる・・・

２.貴方を覚えて来た　振り返ることもなく、夜の長さの片隅にだけ暮らしを見つめながら
　愛を育んで　費やした日々、休むことも知らず　生きる答えは何故？
　ねえ教えて？ささやかな人生の願いは　一つでも叶ったの？
　誰にも見せぬように　一人零していた　貴方の涙を　今でも覚えている・・・
　きっと人は　やがて深い闇の中で、一人自由な　夢叶えて　眠るのだろう？
　だからお眠りよ　もう何も悲しまなくていい・・・
　貴方の残した人生は　「さよなら」の言葉さえ　聞けなかった
　本当のさよなら　ずっと夢見て　その安らかな笑顔で・・・

＊「尾崎豊」は先に亡くなったお母さんを追い掛けて死んだとも言われているのだ？。
（お知らせ）＊いつも通り明日と明後日の、「ＭＷブログ」はお休みとなります！。従って次回の書き込みは９月２４日の火曜日となります！。Ｂｙ.夢月。
「作詞・作曲・編曲・演奏・歌・・夢月・・通り過ぎた時間と想い出は決して戻らない！。」
　（巡り会い、そして別れ）（下の青いマ-クをクイック・何回聞いても無料です）